【ラーメンうちやま】25年ぶりの訪問 このエントリをはてなブックマークに登録

昨日、北光社が長い営業の幕を閉じた。

白山生まれの私にとって古町は、母親の自転車の後ろに乗り、手を引かれテクテク歩いた町だ。思い出の中の古町は、活気にあふれ、多くの人の明るい笑顔で満ちていた町だった。

大和、丸大、小林デパート、緑屋、イチムラ、映画館の東映、宝塚会館。

幼少期の週末の思い出は、デパート屋上のゲームセンターであり、デパートのレストランで食べたケチャップライスとプリンのお子様ランチであり、東映で見た東映マンガ祭だ。

なぜか、北光社で絵本を買ってもらった瞬間を今でも鮮明に覚えている。セピア色だけど、はっきりした記憶。

小学校に上がると同時に、新興住宅街だった石山に引っ越した。当時の石山は一面田んぼで、古町や保育園の友達がとっても遠くなった気がして、ホントに寂しくなったのを覚えている。

月日がたって、高校に進学。原付バイクで通学できた私の高校は、とても自由な雰囲気で、縛られるのが大嫌いな私の性格にぴったりだった。

何となく、「かっこいいかなぁ」って始めたラグビー。勉強することに疑問を感じていた、私にとってはちょうど良い言い訳だった。

「ラクビーが大変だからしょうがないよね、、、」

平日、休日を問わず、ラグビーの練習後は湊町の友人宅に集合し、おもむろに麻雀が始まる。夜中の2時、3時まで麻雀をして、翌朝は教室で睡眠という生活を3年間行った。

麻雀前には、必ず「ラーメンうちやま」に立ち寄りラーメンを食べ、北光社で立ち読みをするというのが、定番のコース。

カーテンの閉まった北光社を見て、もっと感傷的になるかなと思っていたが、なにも感じることができなかった。

高校を卒業して25年。25も歳を取ったなぁ。この間に、心の痛みを感じないよう訓練されてきた。ちょっとやそっとじゃ驚くことがない、それを歳を取ると言うのであれば、俺は十分に大人になった。

この25年、何度も入ろうと思っては何故か入ることができなかった「ラーメンうちやま」。

今日は思い切って入ってみた。

驚いた、なにも変わっていない。メニューは「ラーメン」、「塩ラーメン」、「みそラーメン」。各450円、今の時代がデフレとは言え、信じられない価格である。さらに学生は400円。そうだ、この店に足繁く通ったのはこれが理由だ。

昔、散々食べた「みそラーメン」を注文。

スープが大変に熱く、麺はしっかりとした太麺。

「ああっ、確かにこんな味だった」

特徴はないが優しさを感じる味。店長はやっぱり歳を取っていた、しかし、昔のままだった。(25年もたったのに)

なんか、もう来てはいけない気がした。大人になったんだから。

ラーメンうちやま「みそラーメン」

ラーメンうちやま (ラーメン / 白山、新潟)
★★★☆☆ 3

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