[サイトメモ]オープンソース・ビジネスについて考える 

アンテナハウスのXML資料室内の記事です。
要点は以下の通り。
- オープンソースプロジェクトの問題点は開発者に資金が環流しないこと
- ソフトウェアを保護する法律は「著作権法」と「特許法」
- ソフトウェアの使用許諾契約(ライセンス契約)とは、著作権法で著作者に与えられた権利に基づき、著作権者が利用者に対して、一定の条件でソフトウェア著作物の使用を許諾するもの
- プログラムの使用許諾を受けるものは、著作権者から提示された条件を承認して契約を結ぶ
- 著作権者の権利の主なものに、複製権と利用許諾権の2種類の権利がある
- 複製権と利用許諾権の行使方法は、複製権と利用許諾権を同一の主体が行使するもの(パッケージ購入など)と複製権と利用許諾権を異なる主体が行使するもの(ASPでの利用など)の2種類が考えられる
- オープンソースライセンスに相反する配布形態として商用ライセンス、占有ライセンスがある
- 占有ライセンスとは、ソースプログラムを公開しないか、あるいは、著作権者のもつ権利の一部を権利使用料をとって許諾するものを指す
- 一般医普及しているオープンソースライセンスはGPL、LGPL、BSDライセンス、MITライセンス、MPL、Apache Software License、W3C Software Licenseなどがある
- PDFLibがオープンソースコミュニティで成功したのは「サーバサイドPDFへの取り組みが早かった」、「書籍などでPRして有名になった」、「開発者のPDFに関する知識のレベルが優れていた」、「プログラムの品質が高い」と考えられる
- 代表的な成功したオープンソースビジネス企業として「RedHat」と「MySQL AB」
- RedHat LinuxはGPLプログラムを複製されないように商標権で守るというオープンソースの新しいビジネスモデル
- MySQLはGPLと商用ライセンスのデュアルライセンス方式
- オープンソース・プロジェクトの資金を獲得する方法として「(1) Apacheのように寄付金を募り、あるいは、企業からのボランティアに頼る」、「(2) オープンソース・ライセンスと占有ライセンスのデュアルライセンス方式を採用する」、「(3) RedHatのように、プログラムを商標権によって頒布制限する」、「(4) W3Cのように会費制を取って開発する。できあがったものは、後で、オープンソースにする」、「(5) 一部をオープンソースのプロジェクトとして、全体は、占有ライセンスとする。特に利益を生みそうな部分を占有ライセンス化して、オープンソースは宣伝目的に使う」
現在、オープンソースをビジネスとする場合はMySQLのようなデュアルライセンス形態が一般的になってきたようです。国内のソフトウェアベンダーでもEC-CUBEやAipoなどデュアルライセンス形式を取るソフトウェアも増えてきました。
オープンソースでビジネスをする場合は「権利」、「利益」、「オープンソースに対する貢献心」をバランス良く考えねば成功しないと思います。そう考えるとオープンソースでビジネスは大変に難しいものなのだと再確認した次第です。
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