高校サッカー 岩手県盛岡商の優勝に思う 

昨日の高校サッカーで岩手県盛岡商が優勝した。東北県勢では昭和41年の秋田商以来とのこと。同じ雪国の新潟県人としても大変うれしく思う反面、新潟県の低迷ぶりには正直危機感を感じざるを得ない。
今回の高校サッカー新潟代表の高志高校は熊本の大津に0-5の大敗を喫した。この試合をテレビで見た感想は「経験不足」と「戦術の不徹底」である。高校生の15歳から18歳は体力的にも技術的にも大きな差はないと思う。本大会では中京大中京の伊藤翔のような飛び抜けた選手は存在したが、団体競技であるサッカーではこの様な選手の特性を生かし切れない方が多いと思う。事実、中京大中京は1回戦で敗退している。
大津は徹底的なプレスと早いパスワークで高志高校を圧倒した。高志高校はこの戦術について行けずに、後半攻めにでたところを崩され4点の大量失点を喫することになる。
技術的にはそんなに差は感じられなかったが、高いところからデフェンスされて高志高校は思うようにパスを出すことが出来ずに終わってしまったのである。
この試合でのこの差は選手云々ではなく、指導者の力量であろう。大津がこの様な試合をしてくることは、事前の調査で充分に理解できていたと思う。全く手も足も出ない状態にしてしまったことは監督の責任であることは間違いはない。
新潟県は他県との境を山で仕切られて縦長である為に他県に足を伸ばし、練習試合を行うことは、時間的にも経済的にも困難だ。野球の強い北海道は「雪が降り思うように練習が出来ない」、「他校が遠くて思うように練習試合が組めない」など新潟県と同じような悩みを持っているはず。この様な良いわけを盾にいつまでも「スポーツ後進県」であってはならない。
青年期に優秀な指導者の下で「精神」、「技術」、「戦術」を学ぶことは将来の人格形成に大きな影響をもたらす。
まずは指導者の育成。今回の東北勢の高校サッカーの優勝は新潟市にとっても良い教訓になったであろう。
政令指定市がスポーツの大会で毎回1回戦負けではちょっと恥ずかしい。